ストレスが髪や頭皮を弱くする!? 髪とストレスの関係とは

ストレスが髪や頭皮を弱くする!? 髪とストレスの関係とは

私たちの日常の中で、避けて通ることができない「ストレス」の問題。
ストレスが抜け毛や薄毛の原因になることは有名ですが、いったいどのようにして頭皮や髪に影響を与えてしまうのでしょうか。
今回は、ストレスと髪の毛の関係と、ストレスが髪のトラブルを招くメカニズムについて紹介していきます。

ストレスが頭皮や髪に与える影響とは?

ストレスが髪や頭皮を弱くする!? 髪とストレスの関係とは

1. 血行の悪化

人は強いストレスを感じると、血管を収縮させてしまいます。
血管が細くなり血流が悪くなってしまうことで、頭皮や髪に充分な血液や栄養が行き渡らなくなり、抜け毛や薄毛を進行させてしまうのです。

また、血行の悪化は頭皮を硬くする原因でもあるため、健康な髪が生えにくい状況までも作り出してしまいます。
血行の改善に頭皮マッサージなどを行うのは効果的ですが、元の原因である「ストレス」をケアしなければ根本的に解決することはできません。

2.自律神経のバランスが乱れる

体と心のバランスを取るために大切な「自律神経」の働きも、ストレスに大きく左右されます。
ストレスが蓄積されて自律神経が麻痺してしまうと、ストレスを緩和するための「副交感神経」が優位になることができず、常に「交感神経」が優位に立った興奮状態が続いてしまいます。
血行を改善していくためには、副交感神経を優位にし、心身をリラックスさせることが大切です。

また、交感神経の優位が続くと消化吸収能力が低下するため、きちんと食事を取っていても栄養不足に偏ってしまうように。
髪や肌、爪などの生命維持に影響しない部分は栄養不足の影響を顕著に受けるため、抜け毛などが起こりやすくなってしまいます。

3.ホルモンバランスが崩れる

ストレスが蓄積されるとホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンの分泌が過剰になってしまうことも。
男性ホルモンの分泌が多くなると、皮脂の分泌が多くなります。
過剰な皮脂が頭皮環境を悪化させ、抜け毛や薄毛を加速させてしまうのです。

4.亜鉛が少なくなる

亜鉛は、健康な髪の毛を作るために必要不可欠な栄養素です。
ストレスを感じると、体に悪影響を与える「活性酸素」が排出されます。

活性酸素は老化やシミやシワの原因として有名ですが、実は薄毛・抜け毛・白髪を引き起こす要因のひとつでもあるのです。
亜鉛には活性酸素を除去する効果があり、過剰なストレスで活性酸素が増えすぎると体内の亜鉛はどんどん失われていってしまいます。
ストレスを感じることは亜鉛の減少に繋がり、新しい髪の毛を作ることができなくなってしまうのです。

ストレスが髪に与える影響についてお話しました。
薄毛や抜け毛の改善には、ストレスを緩和しリラックスできる時間を作っていくことが重要なポイントになります。

ストレスとうまく付き合う方法を見つけ、大切な美しい髪をキープしていきましょう。